ロケハンの合間、潮風が吹き抜けるテラスのカウンターにカメラアイを置いた。
フレームの奥には穏やかな水平線と島影、緑を揺らすパームツリー。渚には楽しげに動く人影が見える。手前に置いたのは、海をそのまま注いだようなブルーソーダと真紅のチェリー。
先ほどまでドローンを使い鳥の視点で空を駆け、光の粒子をすくい取っていた小さな機体は、ひと仕事を終えて静かに熱を冷ましている。
モニターを外し、遮るもののない景色に目を凝らす。肌をなでる熱風と、寄せては返す波の音。
ストローで氷を鳴らしながら、次のテイクの画角を練る。過剰な演出はいらない。この陽光と空気感そのものが、かけがえのない一本のフィルムだった。
この写真から動画を生成させた。

